文学フリマ出展

6月12日の文学フリマに出展します。 スペースはK-02西方猫耳教会です。 ぷひぷひさんの隣です。 二人でならんで翻訳ものが並びます。西方猫耳教会としては、新刊はないのですが、8ページのフリーペーパーを造りました。これから本文チェックしてコピーに…

文学フリマに参加申し込みをした。

6月12日に開催される文学フリマに申し込みをしました。 応募者多数の場合は抽選ということです。文学フリマ公式サイト文学フリマ | 小説・評論・詩歌 etc.の同人/商業作品展示即売イベントとりあえず、以下を持ち込むつもりです。 幻影文藝雑誌「片影」三…

ツイッター

ツイッター登録しました。 発言の半分ぐらいがダンセイニ関係です。 お暇な方はどうぞー。 http://twitter.com/mitani_otoついでにmixiも晒しておきます。 ちゃんとリンクされていますか? http://mixi.jp/show_friend.pl?id=77343

hideの「ピンクスパイダー」とダンセイニの「都市の王」とラヴクラフトの「アウトサイダー」

今回も無理やりなテーマなのですが、hideの「ピンクスパイダー」を取り上げてみようと思います。ダンセイニの「都市の王」とラヴクラフトの「アウトサイダー」もなぜか一緒に話題に入ってきますが。ファンタジー愛好家にはhideの名前はまったく知られていな…

*[木村カエラ]「butterfly」にみる木村カエラの健全さ

木村カエラの楽曲に「butterfly」というものがある。結婚情報誌か何かのCMに使われていたのでご存知の方も多いではないかと思う。私などは仕事中にラジオでこれを聞いて、思わず泣きそうになった。別に、現在四歳の娘が結婚するところを父親の立場から想像し…

ダンセイニ卿はクトゥルフ神話作家だった?

ラヴクラフト先生の書簡なのですが、ダンセイニ作品に登場する偶像ラノラダとツァトゥグァとは実の兄弟であるとの記述があります。定本10巻の290ページです。クラーク・アシュトン・スミス宛書簡で冗談めかして書いてあるので、まあ、やっぱりただの冗…

同人誌『片影』第二号の内容見本

水 晶 散 歩 文・人形制作 kao キャトラン・ドーレ【Catran dole】とは猫妖精人のことを言います。身の丈は、わずかに小さな草花の高さを超えるほど。猫と人との顔を持ち、その姿は風のように力強くしなやかです。さらにすらりと伸びた五指から…

同人誌『片影』第二号発行しました。

片影第二号ですが、マルドロールさんに出荷しました。遠からず購入できるようになると思います。よろしくお願いします。 http://www.aisasystem.co.jp/~maldoror/ 第二号というわけですが、連載ものは、「水晶散歩」については前回のあらすじがありますし、…

同人誌『片影』二号発行のお知らせ

一部で大変好評をいただいております同人誌『片影』ですが、このたび二号を発行することになりました。発行日についてまだ詳細は決まっておりませんが、今月中にはなんとかしたいと思います。原稿データは出来上がっておりますので、発行が極端に遅れるとい…

ダンセイニ「妖精族のむすめ」について

「サクノス」や「バブルクンドの崩壊」ほど大きくは評価されていないが人気のある短編に「妖精族のむすめ」がある。物語はこうだ。 沼地に住む「野生のもの」の一人は、教会から漏れ出る幻想美に憧れ、仲間の作り上げた偽の魂を使って人間の美しい娘に変身す…

ダンセイニ「驚異の窓」について

「驚異の窓」は従来「不思議な窓」として知られる作品である。翻訳としては河出文庫のものが現在は流通しているが、戦前の「新青年」に訳されたこともある。またファンジン「FANTAST」に歌人の佐藤弓生さんが訳されたものもある。(これは現在ではWEBで読む…

ラヴクラフト『月の湿原』にみるダンセイニ

ラヴクラフトがアイルランドを舞台にした短編をひとつ書いている。『月の湿原』である。ラヴクラフトでアイルランドといえば、ダンセイニの故郷であり、まさかラヴクラフトが見逃すはずはないだろう。舞台は南西部先端のキルデリーではあるが、悲惨な目に合…

大正期ダンセイニ紹介、解説

著者である楠山正雄については、青空文庫の解説に詳しい。 http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person329.htmlリンク先を見るのも面倒だという方のために少々書いておくと、楠山は1884年生まれの1950年没、早稲田を卒業後、出版社で演劇批評をやり、童話の…

大正期ダンセイニ紹介(楠山正雄『近代劇十二講』より)

ダンセニー卿は、一九〇九年アベイ・シアターが『きらめく門』を上演して以来、急に知られてきた作家である。しかしこれより前に、『ペガナの神々』(一九〇五)、『時と神々』(一九〇六)、『ウェルランの剣』(一九〇八)といふ三つの空想的な作で一部に知…

『片影』感想

『片影』創刊号の感想をいただいています。ありがとうございます。http://kadasu.blog10.fc2.com/blog-entry-1225.html この間、自宅にお呼びして会談した皇帝栄ちゃんさんです。 ラヴクラフトの記事に納得していただいたようで、嬉しく思います。http://d.h…

『名声と詩人』訳者解説

ダンセイニ『名声と詩人』は、彼の都会趣味と皮肉、偉大な詩人への憧れをまぜこぜして出来上がっている。鴎外や松村みね子が訳した『失くしたシルクハット』の系列の作品である。実務家のプラトルと夢想家のハーリィによる対話劇で、これはダンセイニの軍人…

ダンセイニ戯曲『名声と詩人』/翻訳:未谷おと

名声と詩人 FAME AND THE POET ロード・ダンセイニ著 未谷おと訳 登場人物 ハーリィ=ド・リーヴス(DE REVES) 詩人(この名はフランスに起源を求められるが、ここでは英国風に変化しており、ド・リーヴス(DE REEVES)と発音する。 ディック・プラトル 英国騎馬…

ダンセイニ全戯曲目録

ダンセイニ全戯曲目録(2009年9月ブログ版)未谷おと編○○○ブログ版発表に関してのメモ○○○ 初出はPEGANA LOST vol.8です。再発表に際して、編纂時に未出版だったThe Ginger Cat and other lost playsの情報を加えました。他には特に変更はありません。2009年…

同人誌『片影』発行及び委託販売のお知らせ

ダンセイニ研究誌「PEGANA LOST」(ペガーナロスト)に評論を執筆していただいている小野塚力さんと一緒に同人誌を発行していくことになりました。私の担当は編集です。文章を切ったり貼ったり、校正したり、レイアウトを決めたり、表紙のデザインをやったりし…

ダンセイニ卿についておさえておきたい三つのポイント

ダンセイニ卿(ロード・ダンセイニ)とはいったいどんな人物なのでしょうか? ラヴクラフトの師匠だったり、荒俣宏の翻訳者としてのペンネームの元ネタだったり、はたまた不定形のスライム状モンスターだったり、あるいは映画の原作者とか、さまざまな噂が流…

ペガーナロスト12.91号発行しました。

「PEGANA LOST Vol.12.91」 コピー 表紙込み32頁ダンセイニ訳詩集 稲垣博訳 ダンセイニ原作映画「Dean Spanley」紹介 うしとら ダンセイニ本邦移入史資料 愛蘭文学の新星(ダンセイニ卿の作品) 厨川白村 ダンセイニの邦訳と新作 厨川白村 編者解説 先の夏…