ローズ・ファイルマン翻訳目録 2022年4月更新版
[ローズ・ファイルマン翻訳目録]
Bibliography of Rose Fyleman in Japanese Translations
2022年4月10日更新版
未谷おと編
Edited by MITANI Oto
[ローズ・ファイルマンについて]
ローズ・エイミー・ファイルマン[Rose Amy Fyleman 1877-1957]は英国の作家・詩人・雑誌編集者である。英語圏では特に児童向けの妖精譚で知られていたが、ほとんど忘れられているという。「庭の奥に妖精がいる」There are fairies at the bottom of our garden という詩に音楽がついていて、これが一般的に認知されている作品である。Youtubeで検索すると動画を見ることができる。
ファイルマンが四〇歳のときにパンチ誌 Punch に送った詩は評判を呼び、翌1918年に最初の詩集『妖精と煙突』Fairies and Chimneys が出版されると、一〇年で二〇回も再版されるほどの人気を得た。たくさんの詩集を発行し、児童劇を書き、児童雑誌の編者を引き受けた。ドイツ語、フランス語、イタリア語から英語への翻訳も行い、海外の児童文学を英語圏に紹介した。
『クマのプーさん』で知られるA・A・ミルンに児童詩を最初に頼んだ人物である。
(本項はウィキペディア英語版を参考に、翻訳とも翻案とも言えない感じで執筆されています)
[日本におけるファイルマン]
日本では「まほうのかさ」という作品が戦前から続けて翻訳されており、本邦における代表作といえる。また、幻想文学の熱心な愛読者に人気がある『夏至の魔法 イギリスファンタジー童話傑作選』 (講談社文庫)の収録作「笛吹き」「王室御用達の焼きぐりは、いかが?」は比較的広く読まれていると思われる。
鈴木三重吉や岡田八千代の翻訳による児童劇は有名作家ということもあって、何度も書籍に収録されてきた。今日、ファイルマンは本国同様に日本でも忘れられているが、本邦受容史を書くとすれば、この二人が中心となるだろう。
近年、戦前の児童雑誌「赤い鳥」の複数の著作者の掲載作品がファイルマンの翻案であることがわかってきた。村山籌子の「コドモノクニ」掲載作品や、光吉夏彌の「焼きグリ屋のアントン」もファイルマンの翻案である。どうやら、あくまで個別にだが、英文も読める児童作家によって便利なネタ元として使われてきた流れがあるようだ。
本書誌制作の過程で、ファイルマンの児童劇が日本でも上演されていたことも判明した。演劇史や児童劇史、児童劇雑誌を探れば上演記録はまだ見つけられると思われる。
[本書誌の今後の展望]
簡易に調べられるところは全て終わった。データベース各種は検索済みであるし、電子化されていない児童文学書誌も知っている範囲で調べた。児童文学は専門外でまだ足りないところはあるかも知れないが、これ以上は手に余る。原著を読んで、あまたの児童文学を読み尽くせば確実に翻案作品は見つかるだろうとは思う。
今後の更新としては、書籍の実物調査を続けていくつもりはある。また、上演記録も集めるのはそんなに苦労しないと思われる。大部の児童演劇史を何冊か見て、グーグルブックス検索で見つけたものを閲覧するだけだ。
追記:本項を書き換えてから検索してみると、『アンソロジー内容総覧 1946-2020 外国の詩歌』に追加の情報が見つかりそうである。メモとして残しておく。
[本書誌の沿革]
2021.11.27 作成開始
2021.11.29 細かい調整が終わっていないが、とりあえず公開。
2021.11.29 『英詩の学び方』及び岡田八千代「忘れられた人形」を追加。
2021.11.30 『まじょ まじょ おばけもいっぱい』を追加。
2021.12.02 データベース由来の情報と、資料由来の情報を区別できるようにした。凡例も一部書き換え。
2021.12.05 宮原晃一郎「虹猫の話」シリーズ三点を追加。[本書誌の今後の展望]を追記。[日本におけるファイルマン]一部書き換え等。
2021.12.05 宮原晃一郎「虹猫シリーズ」三点(豆本)(制作:星月夜工房)を追加。
2022.4.10 国際児童文学館(大阪)での調査により、書誌情報を明確にした他、鈴木三重吉訳作品の混乱を修正。「焼きグリ屋のアントン」の収録書籍を一点追加。また、ざっさくプラスでの検索によって二件を追加(「婦人運動」「コドモノクニ」)。[ローズ・ファイルマンについて][日本におけるファイルマン][本書誌の今後の展望]を書き換え。
[凡例]
一、本目録には、ローズ・ファイルマンの翻訳・翻案を集めた。書籍に留まらず、紙芝居、朗読CDも含めた。
一、発行年順に並べた。
一、書誌情報は主としてウェブから検索できるデータベースを用いて収集した。
一、資料またはその複写に直接当たることの出来た書誌情報、あるいは関係者に尋ねたものは最初に◆を付けて区別した。
一、原タイトルは分かる範囲で記述した。
一、間違いや、追加できる作品を見つけた場合は、ツイッターかfacebook、ブログのコメント機能等でお知らせください。
[書式]
「作品タイトル」[単著の場合は二重カギ括弧『』を用いた](『収録書籍』叢書名 訳者・編者・イラストレーター等 出版社 刊行年 収録ページ番号)
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◆「忘れられた人形」岡田八千代訳(「童話」6巻11号 1925年11月号 コドモ社)
※「『児童文学事典』電子版」(https://alc.chiba-u.jp/cl/)の「岡田八千代」によれば、本作は上演されたこともあるという。
◆「小仙女」「クリスマスの頌歌」「小徑」「瑞香の藪」「訪れ」「雨降る朝」「小仙女の敎へ」「市場に行つた仙女」「ダンズレーの幽谷」「ヲヲアワガヘリ」「小仙女の歌」「時折り」「黎明」「訪れ客」「魔の王女」「用意の歌」「仙女と召使」「天人(仙女)の音樂」「天國への旅」「泉」「鬼神のない魔術」「有益な暗示」「希くは」「ウエストミスターー區スミス街」「慰めの言葉」「秋の仙女」「唄女仙人」「苦情」「仙人女王と妖魔」「柳の精(王女)」「仙女の綠野」「枯れ野」「奇しき配合」「マルヴゥーンの仙人」「仙女の裁縫師」「窓に面して立つと」「夏の朝」「仙女に逅つたなら」「天人の笛」「仙人の歌ふ術」「招き」「仙女の舞踏會」「幻影の仙女」「孤島」「昨日の牛津街」「無錢の仙女」「仙女と煙突」「あなたは、仙人を見たか?」「仙女の愛するもの」「木と仙女と」「仙人への感謝」「仙人への跋詞」(『英詩の学び方』関口晃南著 交蘭社 1925年11月)
※The Rose Fyleman Fairy Bookの全訳。原文に、訳文・註釈のついた英語学習向けの書籍。
◆「銀の上着(児童劇)」The Fairy Riddle 鈴木三重吉訳(「赤い鳥」16巻3号 1926年3月号 赤い鳥社 1926年3月1日 12-23p)
◆「おにんぎやう」The Fairy and the Doll 鈴木三重吉訳(「赤い鳥」16巻6号 1926年6月号 赤い鳥社 1926年6月1日 8-13p)
※三重吉には「お人形」と題する別作品があり、混同されやすい。本作はまた後年に「夜」と改題されている。
「虹猫の話」宮原晃一郎訳(「赤い鳥」18巻1号 1927年1月号 赤い鳥社 1927年)
※「かささぎ通信 第102号」(森三郎刈谷市民の会、2021年4月9日)参照。本作を含む虹猫シリーズ三作のテキストは青空文庫で復刻済み。
「虹猫の木精」宮原晃一郎訳(「赤い鳥」18巻3号 1927年3月号 赤い鳥社 1927年)
「虹猫の大女退治」宮原晃一郎訳(「赤い鳥」19巻3号 1927年9月号 赤い鳥社 1927年)
◆「天氣の神」The Weather Clerk(『児童劇集』小学生全集七十六巻 菊池寛編 的場朝二等絵 興文社・文藝春秋社 1928年11月1日)
※1930年に再刊。
「お人形」The Fairy and the Doll 鈴木三重吉訳(『世界童話集 第2集』鈴木三重吉編 春陽堂 1929年)
※内容を確認していないが、タイトルから別作品と思われる。確認次第、本書誌から削除する。
「銀の上着」The Fairy Riddle 鈴木三重吉訳(『世界童話集 第5集』鈴木三重吉編 春陽堂 1929年)
◆「忘れられた人形」岡田八千代訳(『児童劇集 新日本少年文学全集第十七巻』国民図書 1929年7月13日 335-346p)
◆「天氣の神」The Weather Clerk(『児童劇集』小学生全集 上級用 三十巻 菊池寛編 的場朝二等絵 興文社 1930年11月15日)
※1928年の再刊。出版社から文藝春秋社が外れている。
「赤いポスト」須川よし子訳[森三郎の筆名](「赤い鳥」 1931年9月号 赤い鳥社 1931年)
※The Pillar-Box及びThe Fairy Whi Fell Into a Letter-Boxの二作品を合わせたもの
「燒栗屋」The Chestnut Man 近藤東訳(「児童文学 第1冊」佐藤一英編 文教書院 1931年7月)
「かうもり傘」The Magic Umbrella 森三郎訳(「赤い鳥」1931年11月号 赤い鳥社 1931年)
◆「ポストへ落ちこんだ蝶」「電柱の上の料理鍋」「王冠となつめ菓子」「雨雲と猫のズボン」「人形がけがをしたわけ」「羽子は梢で何を見たか」「鰐とキャラメル」「頁太郎と象」「空へまひあがった蝙蝠傘」「なぜ蛙は啼くか」「太陽をとらへた男」「空びんと白銅」「王様と牛のしつぽ」「退屈した郵便箱」「王女と薄荷」「龍に命乞いした小娘」「走りすぎた半太郎」「銅像になつた猿」「ちぢれ髪とあるへいたう」「少女と駒鳥」「回轉木馬にのった飴の鶏」「逃げていった繩とび」「お買物にいつた頓吉」「ダンスに見を入れた仔猫」「うぬぼれ強いヂキタリス」(『動物新童話集』(春陽堂少年文庫103)エドウヰン・ギル・リッチ著 高瀬嘉男著 1933年[1941年10版] 204-287p)
「四つのお豆」中村佐喜子訳(「婦人運動」13巻6号 職業婦人社 1935年7月1日 61-63p)
「つむじ風」Mrs. Moodle (i) the whirlwind 笹塚一二訳[森三郎の筆名](「赤い鳥」12巻3号 1936年10月号 赤い鳥社)
◆「おにんぎようさんのおうち(ローズ・ファイルマンによる) あまゐさんの一家」村山籌子訳 (「コドモノクニ」第19巻1号(昭和15年1月号)東京社 1940年1月1日 34-37p)
◆「焼きグリ屋のアントン」(『王さまのクリーム』こどもかい文庫 光吉夏彌著 熊田五郎装画・挿絵 櫻井書店 1948年7月30日 1-14p)
◆「銀の上着」The Fairy Riddle 鈴木三重吉訳(『黒い騎士』三重吉童話代表作集(日本童話小説文庫4)田中田鶴子絵 小峰書店 1949年7月30日 94-108p)
◆「焼きグリ屋のアントン」光吉夏彌著(『王さまのクリーム 現代童話作家選 第二集』 熊田五郎挿絵 櫻井書店 1950年1月10日 109-122p)
「忘れられた人形」岡田八千代訳 伊藤宣二作曲(『楽しい児童劇 3年生』日本演劇協会等編 伊藤熹朔等絵 ポプラ社 1952年)
◆「忘れられた人形」岡田八千代訳(『日本児童文学全集 第10巻』(児童劇篇) 河出書房 1953年11月20日 145-152p)
「ひげ 劇」(『世界童話宝玉集 下』石井桃子等編, 岩崎ちひろ等絵 宝文館 1957年)
◆「忘れられた人形」岡田八千代訳(『日本児童劇全集 第三巻』日本児童劇全集刊行会編 小学館1961年12月25日 47-51p)
※目次のページ番号にミスがある。
「おにんぎょう」The Fairy and the Doll 鈴木三重吉訳(『世界童話 1年生』金の星社 1965年)
※内容を確認していないが、別作品の可能性が高い。確認次第、本書誌から削除する。
◆『おねぼうがんちゃん』 (ゆたかな心シリーズ) 長崎源之助脚色 石川雅也画 田口俊雄指導 教育画劇 1968年3月1日
※紙芝居、12枚。早寝早起きをテーマとする。
「ま法のこうもりがさ」The Magic Umbrella 白木茂 アリマジュンコ(「小学四年生」51(10)小学館, 1973年1月号)
『まほうつかいのかさ』The Magic Umbrella 学研おはなしえほん6巻3号 白木茂訳 赤坂三好絵 香山美子文 学研 1974年
◆「夜」The Fairy and the Doll「銀の上着」The Fairy Riddle 鈴木三重吉訳(『鈴木三重吉童話全集 第五巻』(日本文学全集・選集叢刊 第5次) 文泉堂書店 1975年9月10日 73-97p)
※「夜」は「おにんぎやう」の改題作品。
◆「虹猫の話」「虹猫と木精」「虹猫の大女退治」宮原晃一郎訳(『日本児童文学大系 11 楠山正雄・沖野岩三郎・宮原晃一郎集』 瀬田貞二(他)編 ほるぷ出版 1978年11月30日(再版:1979年、1980年、1991年)313-328p
※「1977年12月」(半田市立図書館)「1977年11月」(神奈川県立図書館)という書誌データもあるが、入力ミス又はセット販売における初巻の出版年かと思われる。作家紹介がかなり詳しいが、虹猫シリーズがファイルマン翻案との記載はない。
◆「銀の上着」The Fairy Riddle「おにんぎやう」The Fairy and the Doll 鈴木三重吉訳(『赤い鳥 童話劇集』富田博之編 東京書籍 1979年8月25日 555-568p)
◆「サンタクロースが風邪をひいたら」Mother Christmas 若林ひとみ訳(『銀色の時 : イギリスファンタジー童話傑作選』 (講談社文庫)神宮輝夫編 講談社 1986年12月15日)
「焼栗屋」The Chestnut Man(『近藤東全集』中野嘉一・山田野理夫編 宝文館出版 1987年)
◆「笛吹き」若林ひとみ訳 「王室御用達の焼きぐりは、いかが?」The Chestnut Man もきかずこ訳(『夏至の魔法 イギリスファンタジー童話傑作選』 (講談社文庫)神宮輝夫編 講談社 1988年3月15日 79-90p)
※「笛吹き」は口絵に掲載。
◆「へんなこ」「いえさがし」「はつかねずみ」「めんどりうた」(『みんなわたしの 幼い子どもにおくる詩集』ドロシー・バトラー編 岸田衿子・百々佑利子訳 のら書店 1991年10月3日 61p 65p 71p 75p)
◆「ちっちゃな女の子」(『おうちをつくろう クシュラにおくる詩集』ドロシー・バトラー編 岸田衿子・百々佑利子訳 のら書店 1993年12月15日 10p)
◆「かわいいって おもうよ」(『ねずみねずみねずみがいっぱい』いっぱいがいっぱいの詩の絵本 内藤里永子・吉田映子編訳、木葉井悦子絵 大日本図書 1993年3月20日 10-11p)
◆「きいてみよう」内藤里永子訳(『まじょ まじょ おばけもいっぱい』いっぱいがいっぱいの詩の絵本 内藤里永子・吉田 映子編訳 田島和子絵 大日本図書 1993年3月)
「ペルシャ猫物語」A Persian Tale 青木榮一訳(『お気に入りの猫物語 -世界の猫文学10選』クリーヴランド・エイモリー編 ディーエイチシー 1995年)
「赤いポスト」「こうもり傘」(『森三郎童話選集 夜長物語』 森三郎著 刈谷市教育委員会・中央図書館編 1996年12月 7-14p 62-69p)
「めんどりのうた」(『はたけにはいっぱい イギリス詩集』内藤里永子・吉田映子編訳 平野ニーナ画 架空社 1998年11月25日 44-45p
「まほうのかさ」R.ファイルマン原作 E・コルウェル再話 松岡享子・浅木尚実訳 ジョン・シェリー絵(「こどものとも」 (通号 516) 1999年3月号(2007年特製版こどものともライブラリー) 福音館書店)
◆「秋のお恵み」ローズ・ファイルマン荒俣宏 訳(『ペロー童話集』シャルル・ペロー作, ハリー・クラーク絵, 荒俣宏訳 新書館, 2010年12月5日 279-280p)
◆『虹猫の話』宮原晃一郎(豆本)星月夜工房 2012年5月
※発行年は星月夜工房さんに問い合わせて確認したもの。
◆『虹猫と木精』宮原晃一郎(豆本)星月夜工房 2012年5月
※発行年は星月夜工房さんに問い合わせて確認したもの。
◆『虹猫の大女退治』宮原晃一郎(豆本)星月夜工房 2012年5月
※発行年は星月夜工房さんに問い合わせて確認したもの。
◆「魔法のかさ」The Magic Umbrella R・ファイルマン原作 E・コルウェル再話 松岡享子・浅木尚実訳(「おはなしのろうそく 30」東京子ども図書館編 東京子ども図書館, 2014年11月19日 12-17p)
『こうもり傘』(森三郎童話紙芝居) 森三郎刈谷市民の会脚本 夢治絵 森三郎刈谷市民の会制作 2018年7月
※紙芝居 16場面
「お人形」The Fairy and the Doll 鈴木三重吉訳(『鈴木三重吉童話全集――日本を-長編歴史童話-ほか』全13話収録(音声CD10枚組) でじじ発行/パンローリング発売 2019年8月)
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[参考データベース及び参考文献一覧及び参考書誌データ]
国立国会図書館
カーリル(図書館の横断検索)
東京都立図書館
清瀬市立図書館
国際児童文学館(大阪府立中央図書館)
埼玉県立図書館
日本の古本屋
ざっさくプラス
「森三郎はいかにしてローズ・ファイルマンを知ったか」鈴木 哲(JSLA, Volume 9 (2017), 101-113)
※鈴木三重吉、森三郎関係の書誌データ元。その他の解説などにも影響がある。
『世界児童・青少年文学情報大事典 第9巻』藤野幸雄編訳 勉誠出版 2003年 ローズ・ファイルマンの項目あり
[Google Booksで検索したら見つかった雑多な未確認情報]
※下記、誰か確認してください。書誌情報は分かりやすく修正してあります。
『金沢市史: 現代篇』1969年の907頁
>第二回は十月十三日、同じホールで「遠くの羊飼」(ホーランド・ハドソン小山内革改作)「燕の家の貫い子」「ヂャックと豆の木」(共に北川千代)を演じた。七年十一月の北陸新興劇団連盟の、同公演には六日「天気の神様」(ファイルマン)を演じた。
『金沢市史』学芸 1996年 343頁
>イブ」、ファイルマン作「天気の神様」、安部浩作「大人と小人」を上演した。ボヘミアン劇場は、七年六月野村正治らが結成、第一回「日目と其の兄」、合同公演の後第三回「郊外の朝」、 第五回昭和十二年(一九 343 第二章近・現代の文化とスポーツ
『少年倶楽部の頃: 昭和前期の児童文学』桑原三郎 1987年
>文学全集」 380 「ありときりぎりす」 374 「ある島の狐」 375 「黄金の稲束」 372 「五死のやもり」 373 「泣いた赤おに」 373,380 「やさしいすみれ」 373 「広介童話の軌跡」 379 , 385 ○房林房雄 63,73 葉山嘉樹 63 ファイルマン 40 フィリップ
『宮沢賢治童話の軌跡』続橋達雄 1978年 146頁
>第一冊(昭 6 ・ 7 ・ 8 )目次チャップリン行進曲(マイケル=ゴールド)祖父江玩具の騎士ドン・キホーテ吉田穂ラ近藤東横光利利一お月様と一寸法師(マァベル=マア口ゥ)坂本海に忘れられた人形石川左京焼栗屋( "オズ=ファイルマン)近藤東水の中小島島 ...
「日本兒童文學」第42巻 第495~498号 59頁 1996年
>たとえば、ファイルマンの「ねずみってかわいいっておもうよ」の詩。イギリスのヴィクトリア朝の居間。暖炉のまえの編みかけのセーターや上靴。テーブルの食器などには、まだ人の気配が漂っているというのに、ねずみたちはもうそこで、浮かれ騒ぎを始めて ...
『日本童謠史 第2巻』藤田圭雄 1984年 328頁
> 219 , 222 23 2 2 2 24 平林武雄 I6 25 平松哲夫 169 平山美代子 2 蛭田 EB 209 , 225 広瀬操吉広瀬正士 97 22 弘田龍太郎 IN 8 18 19 100 07 28 , 2022 23 223 SAE SAY ファイルマン 302 71- 0 深井史郎 56 2 285 深尾須磨子 282 85 29 深川二郎 104 ...
「児童文学研究」 第 20~25 号 48頁 1988年
>三月号「赤穴宗右衛門兄弟」は小泉八雲、九月号「赤いポスト」は 0 1 ズ,ファイルマンの 18 であるが、両者の作品はすでに?刊以来何作も再話されており、重複しない作品の選択は、創刊号からの同ほに精通していることを示している。
『日本児童文学史年表 第2巻』4頁 1977年
>バロウス「コドモの本」野上弥生子蘭社コドモ座、「いろはルプスの山の娘』ファイルマン◎「二十日鼠」喜志邦 3 平沢克己『アシカの曲芸師』新生堂歌」を日比谷公会堂―岩波文庫煽~ ◎「蜂の女王」坪田譲治「赤い鳥」ドモの本」で上演。
「日本映画」 第2巻 第7~9号 359頁 1937年
>露子(ちょっと恥しさうに)ローズ・ファイルマンの童話です。あの、兄さんが今日 or けだっ裏話どころちゃあるまい。壽子は涙がこぼれ、く物が云ません。やがて微笑を押し出して藍子あのーそのートルストイ、うちにございますかしら。」五郎。
『児童文学とは何か』猪熊葉子 100頁 1974年
>猪熊葉子 一九二三年、ミルンが「メリー・ゴー・ランド」の編集者ローズ・ファイルマンの誘いをいったんは断わりながら結局子どものものに手をつけるようになったのは、多分間違いなく当時三歳であった息子クストリファ・ロビンのためであったろう。
「赤い鳥」 第16巻 1926年
>(緑) (をは n ) (ファイルマンの劇による。芝生なぞで演ずる庭劇につかふとおもしろい。何の甘城もなしに。)銀の上着、あの上着。 4 ~うれしい、あ~うれしい。うは銀の上着をぬすんて AS て、などでいなめてかへさな氣でみた、あの王妃。
「国文学年次別論文集 近代 第4巻』705頁 1996年
>次の岡田八千代による「忘れられた人形」は,イギリスのファイルマンの庭園側が原作である。「赤い島」では,鈴木三重吉が、「おにんぎょう」という題で発表している。富山は,原作はわからないとしているが、「童話」の方には. eight lattle plays for ...nen