戦後版「犯罪実話」(畝傍書房)総目次

戦後版「犯罪実話」 総目次 2025年2月24日版

未谷おと編

 

 本総目次は、戦後版「犯罪実話」(畝傍書房、うねび出版、風俗社)を取り扱う。同題の雑誌が戦前にあったが、まったく関係ない。

 総目次は、現物を入手できた3号、5号、7号、8号、昭和24年10月号のみ誌面を元にコラムなども含めた詳細な記述をした。他の号に関しては、誌面の目次を元にしたことから、頁数は整理せずに目次掲載順としたため、順番通りではない。

 また、作業が繁雑になるため、目次は新字で記述した。が、入力の途中で旧字が混ざってしまったので、とりあえずそのままとした。そのうち修正するかもしれないし、しないかもしれない。

 イラストレーターの名前の後に「画、絵、ゑ」などとあるのは本文通り。イラストレーターについては、イラスト中の署名やサインが読み取れないことがあり、完全ではない。

 発行日は奥付と裏表紙で違う場合が多々あるが、書誌情報には奥付を記入し、裏表紙と食い違いがあるときはその旨を記述した。

 書誌情報は、雑誌に書かれている通りに記した。漢数字やアラビア数字の使い分けが判るようにしてある。

 亀甲カッコ〔 〕は編者による註釈である。

 「別冊 犯罪実話」という再録を中心にした号も発行されているが、編者未見。お持ちの方は、譲っていただけるとか、コピーを取らせていただけると嬉しい。また、当方が持っていない一号、二号、四号、六号、11月号を譲っていただけるか貸していただければ、目次情報の更新を行いたい。よろしくお願いする。

 山下武、若狭邦男のお二人による著作には「犯罪実話」蒐集について助けられたので、記してお礼申し上げる次第である。

 

「犯罪実話 TRUE DETECTIVE 1」創刊号 第一巻第一号 畝傍書房 昭和廿二年七月一日〔一九四七年七月一日〕 定価二十圓 発行人金光好雄

※表紙には「創刊号」とある。「巻・号」の表示は裏表紙による。副題は表紙による。発行日は裏表紙では「昭和二十二年七月一日」。

3 特輯 小平事件現状写真グラフ

44 犯罪実話 女肉を喰ふ男 段沙兒

8 犯罪実話 男湯へ入る変態美女 深谷初太郎

26 犯罪実話 赤皮の墓口 和田岬

29 犯罪実話 焼原で殺された女 志摩次郎

32 犯罪実話 トランクに詰められた死美人 神林春男

11 草 哲夫

38 探偵小説 疑似殺人 城昌幸

18 一流探偵小説家・法曹学者のアバグ! 小平事件真相座談会

36 犯罪実話 毒婦お芳の告白 永島不二勇

42 犯罪実話 淫僧ラスプーチン 桶田敬助

25 コント 天国追放 秋玲二

17 犯罪時評 江戸川乱歩

24 ゼッタイ安全貞操

37 江戸の花吉原情緒

12 犯罪実話 ゴム靴の犯人 三角寛

47 探偵小説 あかずの箱 大下宇陀児

表紙 鈴木雅雄

 

 

「月刊 犯罪實話 TRUE DETECTIVE 2」第二号 畝傍書房 昭和廿二年九月一日〔一九四七年九月一日〕発行 定価十七圓 発行人金光好雄

※「月刊」の表示は奥付による。「第二号」の表示は裏表紙による。巻の表示はない。副題は表紙による。発行日は裏表紙では「昭和二十二年九月十日」

表紙 鈴木雅夫

3 情痴・怪奇変死体写真特輯

5 目次

6 犯罪實話 ナルコポンの誘ひ 川島境

10 犯罪實話 情熱なき殺人 青江耿介

22 犯罪實話 セーヌ河の死体 黒沼健

26 探偵小説 女肉を喰ふ男(二回) 段沙兒

14 国際スパイ談 パリーの妻 高田沙丘花

28 犯罪實話 鳴子の私刑 宮川曼魚

20 犯罪手帳 陶山生

2 探偵マンガ 和田生

18 犯罪實話 寝室の殺人 桑原勝三

25 現代女優艶聞記 草生

28 志賀暁子堕胎事件 久佐生

32 探偵小説 あかずの箱 大下宇陀児

裏表紙 ジエン・ワイアット

 

 

「月刊 犯罪實話 TRUE DETECTIVE 3」第三号 畝傍書房 昭和廿二年十月廿五日〔一九四七年一〇月二五日〕発行 定価二十圓 発行人金光好雄

※「月刊」の表示は奥付による。「第三号」の表示は裏表紙による。巻の表示はない。副題は表紙による。発行日は裏表紙では「昭和二十二年十一月一日」

目次〔記事順〕

表紙 村松雅子 鈴木雅雄撮

2 〔イラスト〕マンガ 和田生

3-6 写真特輯 仁左衛門一家惨殺屍体の解剖

7 目次

8 〔写真(犯された中野小町)〕あゝその夜、処女の必死の抵抗もむなしく……

9-12 犯罪実話〔目次:強姦実話〕 犯された中野小町 神林春男

12 〔コラム〕小平事件

13 ユーモア手帳 NO.1

13 関東関西 娘白浪行状記 結城惣

14-19 犯罪実話 白痴を可愛がる美容師 渡辺啓助

19 〔コラム〕山田五十鈴情艶記 K・N

20-23 モダン裸女虐待クラブ〔目次:外国実話 女性虐待クラブ〕 井上英三

23 〔コラム〕ユーモア手帳 NO.2

24-29 犯罪実話 生首に接吻する男 木更津洸〔目次:石田清〕 芝龍一ゑ

29 〔コラム〕岡田嘉子桃色行状記 N・K〔目次:久山早二〕

30-32 犯罪実話 情痴の未亡人 地獄から戻ってきた女 永江蘭二 浅野利郎画

33-39 〔目次:探偵小説〕女肉を喰う男(第三回完結篇)〔目次:完結篇〕 段沙兒

36 〔コラム〕ブラックアンドレッド〔目次:ブラック・アンド・レッド 志田 暁〕

39 編集後記

39 奥付

裏表紙 スーザン・ヘイツリー

 

 

「月刊 犯罪實話 TRUE DETECTIVE 4」第四号 畝傍書房 昭和廿三年一月十五日〔一九四八年一月一五日〕発行 定価二十五圓 発行人金光好雄

※「月刊」の表示は奥付による。「第四号」の表示は裏表紙による。巻の表示はない。副題は表紙による。

表紙 吉川登美子 鈴木雅雄撮影

6 ぶらさげられた美女 行田謙介

10 地獄船を追う女 中島境

14 対談 八つ切り事件 新堀警視 本誌記者

18 ミイラにされた愛妾 鈴木明子

写真特輯

3 絞首刑囚写真解説図

 4 変り種犯罪関係写真集

22 魅せられた強盗 稀玉一夫

26 人肉 村上素行

28 ユーモア探偵小説 流行歌手殺人事件 東震太郎

32 初夜の殺人 段沙兒〔扉:林勢三〕

17 親娘泥棒合戦

31 バライテイ

35 ズロース盗難事件

36 床下に匂う腐乱死体 黒沼健

裏表紙 ドロシー・ネーター

 

 

「月刊 犯罪實話 TRUE DETECTIVE 5 情痴犯罪特輯」第五号 畝傍書房 昭和廿三年二月二十五日〔一九四八年二月二五日〕発行 定価二十五圓 編輯兼発行人金光好雄

※「月刊」の表示は奥付による。「第五号」の表示は裏表紙による。巻の表示はない。副題は表紙による。特集の表記は表紙による。

表紙 南里由紀・清水元 鈴木雅雄撮影

2 風刺マンガ 広瀬生

3-8 凄惨!屍体の上に重なる屍体! 帝銀事件大写真特輯〔目次:帝銀支店毒殺事件 大写真特輯〕

9 目次

10-13 二代目小平事件〔目次:犯罪実話〕 一人の男に犯された四十余人の女 神林春男

14-17 犯罪実話 暗闇に乳しぼる女 木更津洸

18-21 犯罪実話 引き揚げられたマンホールの裸女死体〔目次:引き揚げられた裸女〕 考田哲也

22-25 猟奇実話〔目次:犯罪実話〕 処女をもてあそぶニセ通訳〔目次:処女をもて遊ぶニセ通訳〕 恩田一郎

25 〔コラム〕ユーモア手帳

26-29 犯罪実話 女に殺された変態老人 早月燎太郎

30-33 〔目次:犯罪実話〕魅せられた強盗(第二回完結編) 稀玉一夫 尾先四白ゑ 

33 〔コラム〕三つ口の子

34-39 実話〔目次に副題なし〕 病菌をうつされた姦婦〔目次:病菌を移された姦婦〕 段沙兒 寺本忠雄え

39 編集後記

39 奥付

裏表紙 ウンド・ヘンディクス〔裏表紙:Wanda  Hendix〕

 

 

「月刊 犯罪實話 TRUE DETECTIVE 6」第六号 畝傍書房 昭和廿三年四月一日〔一九四八年四月一日〕発行 定価二十五圓 編輯兼発行人金光好雄

※「月刊」の表示は奥付による。「第六号」の表示は裏表紙による。巻の表示はない。副題は表紙による。

表紙 村松雅子 鈴木雅雄撮影

3 果して人肉を喰つたか? 人肉事件写真特輯

8 弄ばれた若妻 林勢三

18 犯罪實話 奥多摩で殺された半玉 大田喜人

27 毒殺實話 五十男の痴態 嶺山俊一

24 犯罪實話 血塗られた強姦ベット 川島境

14 犯罪實話 愛犬に魅入られた美女 段沙兒

20 情痴實話 腰紐を外された妖婦 神保洋

28 コント 裸踊りの貞操帯 東震太郎

32 棺桶から上がった金切声 村山伸

2 マンガ 和田義三

13 寝小便したお妾 夜泣青児

23 変態エログロ犯罪フラッシュ

30 変態實話 もてあそばれた美人死体 西僑一郎

裏表紙 Yvonne Carlo

 

 

「月刊 犯罪實話 TRUE DETECTIVE 7」第七号 畝傍書房 昭和二十三年五月二十日発行 定価三十圓 編輯兼発行人金光好雄

※「月刊」の表示は奥付による。「第七号」の表示は裏表紙による。巻の表示はない。副題は表紙による。

表紙 日暮里子 鈴木雅雄撮影

2 〔マンガ〕女とゆうものは? 那須良輔

3-6 意外! 木箱から現れた美人の寝姿 美妓箱詰屍体事件写真グラフ〔目次:箱詰事件写真特輯〕」

7 目次

8-11 犯罪実話 犯された制服の処女 杉山清詩

12-17 犯罪実話 吹雪夜の殺人事件 紅紐で結ばれた二個の肉体 玄海

14 〔マンガ〕強盗異聞 益子善六

16 コント 半処女 武野藤介 田中比佐良絵

18-21 犯罪実話 パトロンをだます裸踊子 神林春男 高木清画

21 〔コラム〕寝巻一枚にされた女優と男優〔目次:寝巻一枚にされた女優〕 南部僑一郎

22-23 犯罪実話 美女の肉体を弄ぶ白痴 神山栄三

24-25 月経と女の犯罪 浅田一

26-29 〔目次:犯罪実話〕円タクでふざけた淫売女 早月燎太郎

29 〔マンガ〕論より証拠 金親堅太郎

30-31 暴かれた数々の秘密児 「魔の産院」へ堕ちて行くまで〔目次:魔の産院を裏から覗く〕 倉本忠

32-33 犯罪実話 殺された情痴の女子医学生 朝木夢巳 美高伸夫画

34-39 外国犯罪実話 ローマの狼 高田沙丘花

36-37 甘酸っぱい女 城山一郎

39 〔コラム〕スリと英語

39 後記

39 奥付

裏表紙 〔裏表紙:Karin Booth〕

 

 

「月刊雑誌 犯罪實話 TRUE DETECTIVE」第八号 畝傍書房 昭和廿三年十一月一日発行 定価三十五圓 編輯兼発行人山形修次

※奥付より号数表記なくなる。表紙には「11」とある。「第八号」は裏表紙より。

目次:愛欲実話特輯号

2 目次

3-5 首なし娘事件写真グラフ〔目次:特輯 首なし娘事件現場写真グラフ〕

6-10 猟奇実話 秘密クラブの男 長瀬郁太郎

11 生鬘を冠った稀代の猟奇魔(首なし娘事件の真相) 高柳洸

12-15 土工哀話 愛すればこそ 中川誠一

16-19 男の悪口女の悪口大放談会 石黒敬七渡辺紳一郎長谷川春子飯田蝶子・藤田やよひ

20-21 若き日の北原白秋・水谷長三郎・恋愛実話 北原白秋水谷長三郎等と閨秀詩人・江口章子の一生 轟 永一

22 別れた妻に送る手紙 北原白秋

23 〔マンガ〕浴場覗き 横山泰三

24-27 猟奇実話 生首に接吻した女 青江耿介

27 コント 女と社長さん 紅逸平

28-29 狂乱実話 狂信者と狐憑き 杉山清詩

30-34 事実小説 肉体の誘惑 深江伊久雄

32-33 裏の裏の裏話 灰田勝彦 南部僑一郎

34 奥付

35 姦夫見つけたり 漫画・加藤芳郎 漫文・東震太郎

裏表紙 〔モデルの記述なし〕

 

 

「月刊 犯罪實話 TRUE DETECTIVE 10」拾月号 うねび出版社 昭和二十四年九月一五日発行 定価五十圓・地方売価五十五園 編輯兼発行人松田篤也

表紙 モデル=ムーランルージュ 草香蘭子 H・S・K提供 細川光則撮影

2 〔マンガ〕SHORT ROMANCE 山ハ招ク 二宮二三男

3-6 下山総裁怪死事件写真グラフ

7 目次

8-12 犯罪実話 婦人科医の秘密 鹿火屋一彦

13-16, 25 犯罪実話 美しき尼僧の屍体事件 冠森真吾

14-15 車中奇談 夫人専用車に乗った変態男 浜絢子

17-19 犯罪実話 狂信者の殺人 淡路町

18 強盗と巡査 S・K

20好色一夕話―裏から見た撮影所― 女優の排泄行為を 南部僑一郎

21-25 アメリカ犯罪実話 堕ちゆく牧師 今井太久弥 浅の利朗画

24-25 コント 昼と夜 城山一郎

26-28 金? 女? 血に色どられた歴史的大犯罪を語る 世界犯罪物語 鮎川高史 雨谷竜画

28 笑話 べたら妊娠 田中文明

28 「犯罪実話」次号予告

29, 33 スリの政吉懺悔

30-31 犯罪実話 死闘する密航船 山根均 雨谷竜画

32-33 犯罪コント してやられた盗賊 玄海

34-39 事実小説 魔性 三谷祥介

36-37 〔マンガ〕幽霊街に行く 二宮二三男

39 嫉妬の若妻殺し 小酒井喜久雄

40-45, 52 小管刑務所の内幕を暴く 残虐! 血に彩られた小管の三年間 牧野二郎

46-52 〔目次:推理小説下山事件を描く怪奇小説〔表紙:下山事件を主題とせる怪奇探偵小説〕 死体となった国鉄総裁 段沙児

52 〔コラム〕待合見聞

53 犯罪笑話

53 編集後記 (S)

53 奥付

裏表紙 Marie McDonald’s   Metro-Goldwyn-Mayer’s

 

 

「犯罪 TRUE DETECTIVE」11月号 風俗社 昭和24年10月10日発行 定価50圓・地方売価55圓 編輯兼発行人松田篤也

※奥付から「月刊」の表記なくなる。表紙も「11月号」表記となる。奥付の表記が漢数字からアラビア数字に変更された。表紙に「犯罪實話改題」とある。表紙「特別読切 鳩の街殺人事件」「大谷元憲兵司令官捕縛の真相」とのあおり書き。

3 治安を乱す者は誰か! 本誌写真班

32 囚人部隊の足跡 牧野二郎

52 大谷元憲兵司令捕縛の真相 段沙児

8 犯罪實話 境四十五

12 犯罪實話 深川の夫婦殺し事件 石森勲夫

22 犯罪實話 呪われた抱擁 恩田一郎

26 犯罪實話 焼死体の秘密 瀬戸口寅雄

30 犯罪読物 犯罪江戸小咄 宮尾しげを

38 犯罪漫画 犯罪千一夜 岩田武夫 木村周二

2 海底捜査本部 岩田武夫

50 妙な女 中野英三

59 まんが小劇場 伊藤ヨシヲ

42 事実小説 傷心絶えず 木村鶴子

46 事実小説 眠られぬ女 川島境

挿絵 寺本忠雄・鳴瀬一富・千川竿児・中川幸水・彩家立夫

大学英語会史についての書誌目録 2024年9月14日公開版

大学英語会史についての書誌目録
2024年9月14日公開版

未谷おと編

【序文】
 それぞれの大学の課外活動として英語会は発足した。教育的な活動であるが、明治の大学生といえば新時代の国家を背負うエリートであり、学生自らが率先していたと思われる。その中で行われたイベントとしての英語大会では、スピーチ、ディスカッション、ディベート、ドラマが中心に行われた。私が注目しているのはドラマであり、すなわち英語劇である。
 英語劇とは、文字通り英語での演劇ということになる。異国の言葉で、異国の劇をすれば、出演者にとって大きなチャレンジであり、教育効果も多いに高いといっても異議を唱えるものはいないだろう。また、明治時代の英語劇は、エリート候補生が出演するものであり、相当な権威があったと言われている。こうした英語劇だが、演劇史ではほぼ無視されており、学生たちの活動で取り上げられているのは主に演劇部のものである。なぜこうした無視が起こったかというと、おそらくは同時代的な演劇雑誌に取り上げられなかったからだと思われる。演劇史で事後的に参照されるのは第一に演劇雑誌だからだ。(英語劇は主として英文学・英語教育の雑誌に記事がある。大学新聞にも)英語劇出身の俳優もいただろうが、出世した俳優の出身母体はあまり注目されず、当たり役が注目されるということもあっただろう。
 大学英語会における英語劇では、大正時代に流行とされたアイルランド演劇も取り上げられた。特に、セリフにアイルランド訛りがなく、一幕物がほとんどだったダンセイニ卿(当時は「ロード・ダンセニ-」「ロード・ダンセニイ」「ロード・ダンセーニ」等と呼称)の戯曲はさかんに上演された。これは、ダンセイニ研究者にとっては注目すべきことであったが、資料がなかなか見つからず、調査は困難を極めた。ところが、ここ数週間で予想以上の資料が見つかり、一人で大騒ぎしているのである。ダンセイニ上演目録も更新できそうだ。
 本書誌は、上記のような勢いを駆って制作されるものであり、私と同じように英語会の資料を集めたいという研究者に向けて公開されるものである。

【凡例】
一、本書誌は、旧制高等学校を含む大学における英語会の活動を記した資料を集めた。
一、団体名が「英語会」でなくとも同等の活動を行う集団であれば、それを含めた。(例:一橋大学国際部)
一、並びは刊行順とした。
一、万が一、識者がいらっしゃいましたら、ご指摘などお待ちしています。

【書式】
『書名』著者・編者、刊行団体、発行年、所蔵、編者所感


一橋大学国際部史』国際部史編輯委員会、一橋大学学園史編纂事業委員会、1983.3
 所蔵:一橋大学図書館

麗沢大学英語劇グループの歴史 : (1935年-1983年)』麗沢大学イギリス語学科編、麗沢大学イギリス語学科発行、1983.3
 所蔵:麗澤大学図書館
 所感:本書を手に取るまで麗澤大学(書名は「麗沢」表記)の名前を聞いたことがなかった。掲載の上演目録を見るとシェイクスピアばかりだが、1967年にはアイルランド劇であるグレゴリー夫人「月の出」が上演されたようだ。本書誌編者架蔵。


慶應義塾大学英語会史』慶應義塾大学英語会百周年記念事業準備委員会編集、慶應義塾大学英語会, 1994.6
 所蔵:慶應義塾大学図書館北海道大学図書館。
 所感:本書誌編者架蔵。

早稲田大学英語会一〇〇年史』
 所蔵:東京都立図書館、大阪府立図書館、東京大学総合図書館、大阪大学総合図書館、他多数。
 所感:全国の図書館に所蔵があり、もっとも閲覧しやすい本である。また、ウェブサイト上でDLできる。本書誌編者架蔵。

立教大学英語会百年史 : For the glory of Rikkyo E.S.S.』立教大学英語会百年史編集委員会、立英会、1998.5
 所蔵:広島大学図書館、立教大学図書館

関西学院大学英語研究部ESS100年史』関西学院大学英語研究部編、    関西学院大学英語研究部創部100周年記念事業委員会、1998.8
 所蔵:大阪府立中央図書館(荒本)、関西学院大学図書館、大阪大学国学図書館、東京大学総合図書館、明治大学図書館など

同志社大学ESS創部100周年誌』林廸男, 守田一夫編集責任、同志社大学ESS OB・OG会、2021年9月
 所蔵:同志社大学図書館、同志社女子大学今出川図書館、同志社女子大学京田辺図書館

「怪奇作家はダンセイニ卿を語る:ラヴクラフト書簡集」を刊行します

「怪奇作家はダンセイニ卿を語る:ラヴクラフト書簡集」

著者:H・P・ラヴクラフト
未谷おと編/弾青娥訳
発行:西方猫耳教会
頁数:141
価格:1500円

H・P・ラヴクラフトがダンセイニ卿について言及した書簡を翻訳しました。その他、アルジャーノン・ブラックウッド、マッケン、ポー、俳句などの話題も。宛先はオーガスト・ダーレスクラーク・アシュトン・スミスロバート・E・ハワードフリッツ・ライバー、ヘンリー・カットナーなど。

2023年5月21日 東京文学フリマ 「ねこ工房」う-26 にて委託販売します。イベント終了後に何らかの形で通信販売を行います。9月の大阪文学フリマにも出店します。

 

[内容見本]

一九二六年八月一三日 A・ダーレス宛
ダンセイニの表現の向かう先は純粋なホラーの追求というよりは、ファンタジー的な美と概して非現実的な世界の追及です。『驚異の書』と『夢見る人の物語』という書籍のモダン・ライブラリー版〔ボニ&ライヴライト社の叢書〕――それぞれ九〇セントです――を読めば彼の精華を確認できます。本当にすごく良い掘り出し物ですよ。このスモールタイプの二冊は通常版の「四冊」で構成されているのですから。


一九二九年一月二一日頃 A・ダーレス宛
君の書籍購入は確かに記録的な儲けですね。デ・ラ・メアの書籍に関しては羨ましいです。私のお気に入りの作家全員の著作を個人的に所有する余裕を私は一度も感じたことはありませんが、いつの日か、少なくとも私のマッケンとダンセイニの本棚と並ぶ規模にまでブラックウッド、デ・ラ・メア、ジェイムズの作品を買ってしまいたいです。

ローズ・ファイルマン翻訳目録 2022年4月更新版

[ローズ・ファイルマン翻訳目録]
Bibliography of Rose Fyleman in Japanese Translations
2022年4月10日更新版

未谷おと編
Edited by MITANI Oto

[ローズ・ファイルマンについて]
 ローズ・エイミー・ファイルマン[Rose Amy Fyleman 1877-1957]は英国の作家・詩人・雑誌編集者である。英語圏では特に児童向けの妖精譚で知られていたが、ほとんど忘れられているという。「庭の奥に妖精がいる」There are fairies at the bottom of our garden という詩に音楽がついていて、これが一般的に認知されている作品である。Youtubeで検索すると動画を見ることができる。
 ファイルマンが四〇歳のときにパンチ誌 Punch に送った詩は評判を呼び、翌1918年に最初の詩集『妖精と煙突』Fairies and Chimneys が出版されると、一〇年で二〇回も再版されるほどの人気を得た。たくさんの詩集を発行し、児童劇を書き、児童雑誌の編者を引き受けた。ドイツ語、フランス語、イタリア語から英語への翻訳も行い、海外の児童文学を英語圏に紹介した。
 『クマのプーさん』で知られるA・A・ミルンに児童詩を最初に頼んだ人物である。
(本項はウィキペディア英語版を参考に、翻訳とも翻案とも言えない感じで執筆されています)

[日本におけるファイルマン]
 日本では「まほうのかさ」という作品が戦前から続けて翻訳されており、本邦における代表作といえる。また、幻想文学の熱心な愛読者に人気がある『夏至の魔法 イギリスファンタジー童話傑作選』 (講談社文庫)の収録作「笛吹き」「王室御用達の焼きぐりは、いかが?」は比較的広く読まれていると思われる。
 鈴木三重吉岡田八千代の翻訳による児童劇は有名作家ということもあって、何度も書籍に収録されてきた。今日、ファイルマンは本国同様に日本でも忘れられているが、本邦受容史を書くとすれば、この二人が中心となるだろう。
 近年、戦前の児童雑誌「赤い鳥」の複数の著作者の掲載作品がファイルマンの翻案であることがわかってきた。村山籌子の「コドモノクニ」掲載作品や、光吉夏彌の「焼きグリ屋のアントン」もファイルマンの翻案である。どうやら、あくまで個別にだが、英文も読める児童作家によって便利なネタ元として使われてきた流れがあるようだ。
 本書誌制作の過程で、ファイルマンの児童劇が日本でも上演されていたことも判明した。演劇史や児童劇史、児童劇雑誌を探れば上演記録はまだ見つけられると思われる。

[本書誌の今後の展望]
 簡易に調べられるところは全て終わった。データベース各種は検索済みであるし、電子化されていない児童文学書誌も知っている範囲で調べた。児童文学は専門外でまだ足りないところはあるかも知れないが、これ以上は手に余る。原著を読んで、あまたの児童文学を読み尽くせば確実に翻案作品は見つかるだろうとは思う。
 今後の更新としては、書籍の実物調査を続けていくつもりはある。また、上演記録も集めるのはそんなに苦労しないと思われる。大部の児童演劇史を何冊か見て、グーグルブックス検索で見つけたものを閲覧するだけだ。
追記:本項を書き換えてから検索してみると、『アンソロジー内容総覧 1946-2020 外国の詩歌』に追加の情報が見つかりそうである。メモとして残しておく。

[本書誌の沿革]
2021.11.27 作成開始
2021.11.29 細かい調整が終わっていないが、とりあえず公開。
2021.11.29 『英詩の学び方』及び岡田八千代「忘れられた人形」を追加。
2021.11.30 『まじょ まじょ おばけもいっぱい』を追加。
2021.12.02 データベース由来の情報と、資料由来の情報を区別できるようにした。凡例も一部書き換え。
2021.12.05 宮原晃一郎「虹猫の話」シリーズ三点を追加。[本書誌の今後の展望]を追記。[日本におけるファイルマン]一部書き換え等。
2021.12.05 宮原晃一郎「虹猫シリーズ」三点(豆本)(制作:星月夜工房)を追加。
2022.4.10 国際児童文学館(大阪)での調査により、書誌情報を明確にした他、鈴木三重吉訳作品の混乱を修正。「焼きグリ屋のアントン」の収録書籍を一点追加。また、ざっさくプラスでの検索によって二件を追加(「婦人運動」「コドモノクニ」)。[ローズ・ファイルマンについて][日本におけるファイルマン][本書誌の今後の展望]を書き換え。

[凡例]
一、本目録には、ローズ・ファイルマンの翻訳・翻案を集めた。書籍に留まらず、紙芝居、朗読CDも含めた。
一、発行年順に並べた。
一、書誌情報は主としてウェブから検索できるデータベースを用いて収集した。
一、資料またはその複写に直接当たることの出来た書誌情報、あるいは関係者に尋ねたものは最初に◆を付けて区別した。
一、原タイトルは分かる範囲で記述した。
一、間違いや、追加できる作品を見つけた場合は、ツイッターfacebook、ブログのコメント機能等でお知らせください。

[書式]
「作品タイトル」[単著の場合は二重カギ括弧『』を用いた](『収録書籍』叢書名 訳者・編者・イラストレーター等 出版社 刊行年 収録ページ番号)

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◆「忘れられた人形」岡田八千代訳(「童話」6巻11号 1925年11月号 コドモ社)
※「『児童文学事典』電子版」(https://alc.chiba-u.jp/cl/)の「岡田八千代」によれば、本作は上演されたこともあるという。

◆「小仙女」「クリスマスの頌歌」「小徑」「瑞香の藪」「訪れ」「雨降る朝」「小仙女の敎へ」「市場に行つた仙女」「ダンズレーの幽谷」「ヲヲアワガヘリ」「小仙女の歌」「時折り」「黎明」「訪れ客」「魔の王女」「用意の歌」「仙女と召使」「天人(仙女)の音樂」「天國への旅」「泉」「鬼神のない魔術」「有益な暗示」「希くは」「ウエストミスターー區スミス街」「慰めの言葉」「秋の仙女」「唄女仙人」「苦情」「仙人女王と妖魔」「柳の精(王女)」「仙女の綠野」「枯れ野」「奇しき配合」「マルヴゥーンの仙人」「仙女の裁縫師」「窓に面して立つと」「夏の朝」「仙女に逅つたなら」「天人の笛」「仙人の歌ふ術」「招き」「仙女の舞踏會」「幻影の仙女」「孤島」「昨日の牛津街」「無錢の仙女」「仙女と煙突」「あなたは、仙人を見たか?」「仙女の愛するもの」「木と仙女と」「仙人への感謝」「仙人への跋詞」(『英詩の学び方』関口晃南著 交蘭社 1925年11月)
※The Rose Fyleman Fairy Bookの全訳。原文に、訳文・註釈のついた英語学習向けの書籍。

◆「銀の上着(児童劇)」The Fairy Riddle 鈴木三重吉訳(「赤い鳥」16巻3号 1926年3月号 赤い鳥社 1926年3月1日 12-23p)

◆「おにんぎやう」The Fairy and the Doll 鈴木三重吉訳(「赤い鳥」16巻6号 1926年6月号 赤い鳥社 1926年6月1日 8-13p)
※三重吉には「お人形」と題する別作品があり、混同されやすい。本作はまた後年に「夜」と改題されている。

「虹猫の話」宮原晃一郎訳(「赤い鳥」18巻1号 1927年1月号 赤い鳥社 1927年)
※「かささぎ通信 第102号」(森三郎刈谷市民の会、2021年4月9日)参照。本作を含む虹猫シリーズ三作のテキストは青空文庫で復刻済み。

「虹猫の木精」宮原晃一郎訳(「赤い鳥」18巻3号 1927年3月号 赤い鳥社 1927年)

「虹猫の大女退治」宮原晃一郎訳(「赤い鳥」19巻3号 1927年9月号 赤い鳥社 1927年)

◆「天氣の神」The Weather Clerk(『児童劇集』小学生全集七十六巻 菊池寛編 的場朝二等絵 興文社・文藝春秋社 1928年11月1日)
※1930年に再刊。

「お人形」The Fairy and the Doll 鈴木三重吉訳(『世界童話集 第2集』鈴木三重吉編 春陽堂 1929年)
※内容を確認していないが、タイトルから別作品と思われる。確認次第、本書誌から削除する。

「銀の上着」The Fairy Riddle 鈴木三重吉訳(『世界童話集 第5集』鈴木三重吉編 春陽堂 1929年)

◆「忘れられた人形」岡田八千代訳(『児童劇集 新日本少年文学全集第十七巻』国民図書 1929年7月13日 335-346p)

◆「天氣の神」The Weather Clerk(『児童劇集』小学生全集 上級用 三十巻 菊池寛編 的場朝二等絵 興文社 1930年11月15日)
※1928年の再刊。出版社から文藝春秋社が外れている。

「赤いポスト」須川よし子訳[森三郎の筆名](「赤い鳥」 1931年9月号 赤い鳥社 1931年)
※The Pillar-Box及びThe Fairy Whi Fell Into a Letter-Boxの二作品を合わせたもの

「燒栗屋」The Chestnut Man 近藤東訳(「児童文学 第1冊」佐藤一英編 文教書院 1931年7月)

「かうもり傘」The Magic Umbrella 森三郎訳(「赤い鳥」1931年11月号 赤い鳥社 1931年)

◆「ポストへ落ちこんだ蝶」「電柱の上の料理鍋」「王冠となつめ菓子」「雨雲と猫のズボン」「人形がけがをしたわけ」「羽子は梢で何を見たか」「鰐とキャラメル」「頁太郎と象」「空へまひあがった蝙蝠傘」「なぜ蛙は啼くか」「太陽をとらへた男」「空びんと白銅」「王様と牛のしつぽ」「退屈した郵便箱」「王女と薄荷」「龍に命乞いした小娘」「走りすぎた半太郎」「銅像になつた猿」「ちぢれ髪とあるへいたう」「少女と駒鳥」「回轉木馬にのった飴の鶏」「逃げていった繩とび」「お買物にいつた頓吉」「ダンスに見を入れた仔猫」「うぬぼれ強いヂキタリス」(『動物新童話集』(春陽堂少年文庫103)エドウヰン・ギル・リッチ著 高瀬嘉男著 1933年[1941年10版] 204-287p)

「四つのお豆」中村佐喜子訳(「婦人運動」13巻6号 職業婦人社 1935年7月1日 61-63p)

「つむじ風」Mrs. Moodle (i) the whirlwind 笹塚一二訳[森三郎の筆名](「赤い鳥」12巻3号 1936年10月号 赤い鳥社)

◆「おにんぎようさんのおうち(ローズ・ファイルマンによる) あまゐさんの一家」村山籌子訳 (「コドモノクニ」第19巻1号(昭和15年1月号)東京社 1940年1月1日 34-37p)

◆「焼きグリ屋のアントン」(『王さまのクリーム』こどもかい文庫 光吉夏彌著 熊田五郎装画・挿絵 櫻井書店 1948年7月30日 1-14p)

◆「銀の上着」The Fairy Riddle 鈴木三重吉訳(『黒い騎士』三重吉童話代表作集(日本童話小説文庫4)田中田鶴子絵 小峰書店 1949年7月30日 94-108p)

◆「焼きグリ屋のアントン」光吉夏彌著(『王さまのクリーム 現代童話作家選 第二集』 熊田五郎挿絵 櫻井書店 1950年1月10日 109-122p)

「忘れられた人形」岡田八千代訳 伊藤宣二作曲(『楽しい児童劇 3年生』日本演劇協会等編 伊藤熹朔等絵 ポプラ社 1952年)

◆「忘れられた人形」岡田八千代訳(『日本児童文学全集 第10巻』(児童劇篇) 河出書房 1953年11月20日 145-152p)

「ひげ 劇」(『世界童話宝玉集 下』石井桃子等編, 岩崎ちひろ等絵 宝文館 1957年)

◆「忘れられた人形」岡田八千代訳(『日本児童劇全集 第三巻』日本児童劇全集刊行会編 小学館1961年12月25日 47-51p)
※目次のページ番号にミスがある。

「おにんぎょう」The Fairy and the Doll 鈴木三重吉訳(『世界童話 1年生』金の星社 1965年)
※内容を確認していないが、別作品の可能性が高い。確認次第、本書誌から削除する。

◆『おねぼうがんちゃん』 (ゆたかな心シリーズ) 長崎源之助脚色 石川雅也画 田口俊雄指導 教育画劇 1968年3月1日
※紙芝居、12枚。早寝早起きをテーマとする。

「ま法のこうもりがさ」The Magic Umbrella 白木茂 アリマジュンコ(「小学四年生」51(10)小学館, 1973年1月号)

『まほうつかいのかさ』The Magic Umbrella 学研おはなしえほん6巻3号 白木茂訳 赤坂三好絵 香山美子文 学研 1974年

「夜」The Fairy and the Doll「銀の上着」The Fairy Riddle 鈴木三重吉訳(『鈴木三重吉童話全集 第五巻』(日本文学全集・選集叢刊 第5次) 文泉堂書店 1975年9月10日 73-97p)
「夜」は「おにんぎやう」の改題作品。

◆「虹猫の話」「虹猫と木精」「虹猫の大女退治」宮原晃一郎訳(『日本児童文学大系 11 楠山正雄・沖野岩三郎・宮原晃一郎集』 瀬田貞二(他)編 ほるぷ出版 1978年11月30日(再版:1979年、1980年、1991年)313-328p
※「1977年12月」(半田市立図書館)「1977年11月」(神奈川県立図書館)という書誌データもあるが、入力ミス又はセット販売における初巻の出版年かと思われる。作家紹介がかなり詳しいが、虹猫シリーズがファイルマン翻案との記載はない。

◆「銀の上着」The Fairy Riddle「おにんぎやう」The Fairy and the Doll 鈴木三重吉訳(『赤い鳥 童話劇集』富田博之編 東京書籍 1979年8月25日 555-568p)

◆「サンタクロースが風邪をひいたら」Mother Christmas 若林ひとみ訳(『銀色の時 : イギリスファンタジー童話傑作選』 (講談社文庫)神宮輝夫編 講談社 1986年12月15日)

「焼栗屋」The Chestnut Man(『近藤東全集』中野嘉一・山田野理夫編 宝文館出版 1987年)

◆「笛吹き」若林ひとみ訳 「王室御用達の焼きぐりは、いかが?」The Chestnut Man もきかずこ訳(『夏至の魔法 イギリスファンタジー童話傑作選』 (講談社文庫)神宮輝夫編 講談社 1988年3月15日 79-90p)
※「笛吹き」は口絵に掲載。

◆「へんなこ」「いえさがし」「はつかねずみ」「めんどりうた」(『みんなわたしの 幼い子どもにおくる詩集』ドロシー・バトラー編 岸田衿子・百々佑利子訳 のら書店 1991年10月3日 61p 65p 71p 75p)

◆「ちっちゃな女の子」(『おうちをつくろう クシュラにおくる詩集』ドロシー・バトラー編 岸田衿子・百々佑利子訳 のら書店 1993年12月15日 10p)

◆「かわいいって おもうよ」(『ねずみねずみねずみがいっぱい』いっぱいがいっぱいの詩の絵本 内藤里永子・吉田映子編訳、木葉井悦子絵 大日本図書 1993年3月20日 10-11p)

◆「きいてみよう」内藤里永子訳(『まじょ まじょ おばけもいっぱい』いっぱいがいっぱいの詩の絵本 内藤里永子・吉田 映子編訳 田島和子絵 大日本図書 1993年3月)

ペルシャ猫物語」A Persian Tale 青木榮一訳(『お気に入りの猫物語 -世界の猫文学10選』クリーヴランド・エイモリー編 ディーエイチシー 1995年)

「赤いポスト」「こうもり傘」(『森三郎童話選集 夜長物語』 森三郎著 刈谷市教育委員会・中央図書館編 1996年12月 7-14p 62-69p)

「めんどりのうた」(『はたけにはいっぱい イギリス詩集』内藤里永子・吉田映子編訳 平野ニーナ画 架空社 1998年11月25日 44-45p

「まほうのかさ」R.ファイルマン原作 E・コルウェル再話 松岡享子・浅木尚実訳 ジョン・シェリー絵(「こどものとも」 (通号 516) 1999年3月号(2007年特製版こどものともライブラリー) 福音館書店

◆「秋のお恵み」ローズ・ファイルマン荒俣宏 訳(『ペロー童話集』シャルル・ペロー作, ハリー・クラーク絵, 荒俣宏訳 新書館, 2010年12月5日 279-280p)

◆『虹猫の話』宮原晃一郎(豆本)星月夜工房 2012年5月
※発行年は星月夜工房さんに問い合わせて確認したもの。

◆『虹猫と木精』宮原晃一郎(豆本)星月夜工房 2012年5月
※発行年は星月夜工房さんに問い合わせて確認したもの。

◆『虹猫の大女退治』宮原晃一郎(豆本)星月夜工房 2012年5月
※発行年は星月夜工房さんに問い合わせて確認したもの。

◆「魔法のかさ」The Magic Umbrella R・ファイルマン原作 E・コルウェル再話 松岡享子・浅木尚実訳(「おはなしのろうそく 30」東京子ども図書館編 東京子ども図書館, 2014年11月19日 12-17p)

『こうもり傘』(森三郎童話紙芝居) 森三郎刈谷市民の会脚本 夢治絵 森三郎刈谷市民の会制作 2018年7月
※紙芝居 16場面

「お人形」The Fairy and the Doll 鈴木三重吉訳(『鈴木三重吉童話全集――日本を-長編歴史童話-ほか』全13話収録(音声CD10枚組) でじじ発行/パンローリング発売 2019年8月)


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[参考データベース及び参考文献一覧及び参考書誌データ]
国立国会図書館
カーリル(図書館の横断検索)
東京都立図書館
清瀬市立図書館
国際児童文学館大阪府立中央図書館)
埼玉県立図書館
日本の古本屋
ざっさくプラス

「森三郎はいかにしてローズ・ファイルマンを知ったか」鈴木 哲(JSLA, Volume 9 (2017), 101-113)
鈴木三重吉、森三郎関係の書誌データ元。その他の解説などにも影響がある。

『世界児童・青少年文学情報大事典 第9巻』藤野幸雄編訳 勉誠出版 2003年 ローズ・ファイルマンの項目あり

 


[Google Booksで検索したら見つかった雑多な未確認情報]
※下記、誰か確認してください。書誌情報は分かりやすく修正してあります。

金沢市史: 現代篇』1969年の907頁
>第二回は十月十三日、同じホールで「遠くの羊飼」(ホーランド・ハドソン小山内革改作)「燕の家の貫い子」「ヂャックと豆の木」(共に北川千代)を演じた。七年十一月の北陸新興劇団連盟の、同公演には六日「天気の神様」(ファイルマン)を演じた。

金沢市史』学芸 1996年 343頁
>イブ」、ファイルマン作「天気の神様」、安部浩作「大人と小人」を上演した。ボヘミアン劇場は、七年六月野村正治らが結成、第一回「日目と其の兄」、合同公演の後第三回「郊外の朝」、 第五回昭和十二年(一九 343 第二章近・現代の文化とスポーツ

少年倶楽部の頃: 昭和前期の児童文学』桑原三郎 1987年
>文学全集」 380 「ありときりぎりす」 374 「ある島の狐」 375 「黄金の稲束」 372 「五死のやもり」 373 「泣いた赤おに」 373,380 「やさしいすみれ」 373 「広介童話の軌跡」 379 , 385 ○房林房雄 63,73 葉山嘉樹 63 ファイルマン 40 フィリップ

宮沢賢治童話の軌跡』続橋達雄 1978年 146頁
>第一冊(昭 6 ・ 7 ・ 8 )目次チャップリン行進曲(マイケル=ゴールド)祖父江玩具の騎士ドン・キホーテ吉田穂ラ近藤東横光利利一お月様と一寸法師(マァベル=マア口ゥ)坂本海に忘れられた人形石川左京焼栗屋( "オズ=ファイルマン)近藤東水の中小島島 ...

「日本兒童文學」第42巻 第495~498号 59頁 1996年
>たとえば、ファイルマンの「ねずみってかわいいっておもうよ」の詩。イギリスのヴィクトリア朝の居間。暖炉のまえの編みかけのセーターや上靴。テーブルの食器などには、まだ人の気配が漂っているというのに、ねずみたちはもうそこで、浮かれ騒ぎを始めて ...

『日本童謠史 第2巻』藤田圭雄 1984年 328頁
> 219 , 222 23 2 2 2 24 平林武雄 I6 25 平松哲夫 169 平山美代子 2 蛭田 EB 209 , 225 広瀬操吉広瀬正士 97 22 弘田龍太郎 IN 8 18 19 100 07 28 , 2022 23 223 SAE SAY ファイルマン 302 71- 0 深井史郎 56 2 285 深尾須磨子 282 85 29 深川二郎 104 ...

「児童文学研究」 第 20~25 号 48頁 1988年
>三月号「赤穴宗右衛門兄弟」は小泉八雲、九月号「赤いポスト」は 0 1 ズ,ファイルマンの 18 であるが、両者の作品はすでに?刊以来何作も再話されており、重複しない作品の選択は、創刊号からの同ほに精通していることを示している。

『日本児童文学史年表 第2巻』4頁 1977年
>バロウス「コドモの本」野上弥生子蘭社コドモ座、「いろはルプスの山の娘』ファイルマン◎「二十日鼠」喜志邦 3 平沢克己『アシカの曲芸師』新生堂歌」を日比谷公会堂岩波文庫煽~ ◎「蜂の女王」坪田譲治「赤い鳥」ドモの本」で上演。

「日本映画」 第2巻 第7~9号 359頁 1937年
>露子(ちょっと恥しさうに)ローズ・ファイルマンの童話です。あの、兄さんが今日 or けだっ裏話どころちゃあるまい。壽子は涙がこぼれ、く物が云ません。やがて微笑を押し出して藍子あのーそのートルストイ、うちにございますかしら。」五郎。

『児童文学とは何か』猪熊葉子 100頁 1974年
猪熊葉子 一九二三年、ミルンが「メリー・ゴー・ランド」の編集者ローズ・ファイルマンの誘いをいったんは断わりながら結局子どものものに手をつけるようになったのは、多分間違いなく当時三歳であった息子クストリファ・ロビンのためであったろう。

「赤い鳥」 第16巻 1926年
>(緑) (をは n ) (ファイルマンの劇による。芝生なぞで演ずる庭劇につかふとおもしろい。何の甘城もなしに。)銀の上着、あの上着。 4 ~うれしい、あ~うれしい。うは銀の上着をぬすんて AS て、などでいなめてかへさな氣でみた、あの王妃。

「国文学年次別論文集 近代 第4巻』705頁 1996年
>次の岡田八千代による「忘れられた人形」は,イギリスのファイルマンの庭園側が原作である。「赤い島」では,鈴木三重吉が、「おにんぎょう」という題で発表している。富山は,原作はわからないとしているが、「童話」の方には. eight lattle plays for ...nen 

ローズ・ファイルマン翻訳目録

[ローズ・ファイルマン翻訳目録]
Bibliography of Rose Fyleman in Japanese Translations

未谷おと編
Edited by MITANI Oto

[ローズ・ファイルマンについて]
 ローズ・エイミー・ファイルマン[Rose Amy Fyleman 1877-1957]は英国の作家・詩人・雑誌編集者である。英語圏では特に児童向けの妖精譚で知られている。「庭の奥に妖精がいる」There are fairies at the bottom of our garden という詩に音楽がついていて、これが一般的に認知されている作品なのだそうだ。Youtubeで検索すると動画を見ることができる。「うつむかないで」Lift your hidden faces は賛美歌として採用され、検索結果から有名とはいえない感じがするが、これもyoutubeで聞くことができる。
 ファイルマンが四〇歳のときにパンチ誌 Punch に送った詩は評判を呼び、翌1918年に最初の詩集『妖精と煙突』Fairies and Chimneys が出版されると、一〇年で二〇回も再版されるほどの人気を得た。たくさんの詩集を発行し、児童劇を書き、児童雑誌の編者を引き受けた。ドイツ語、フランス語、イタリア語から英語への翻訳も行い、海外の児童文学を英語圏に紹介した。
 『クマのプーさん』で知られるA・A・ミルンに児童詩を最初に頼んだ人物である。
(本項はウィキペディア英語版を参考に、翻訳とも翻案とも言えない感じで執筆されています)

[日本におけるファイルマン]
 日本では「まほうのかさ」という作品が戦前から続けて翻訳されており、本邦における代表作といえる。また、幻想文学の熱心な愛読者に人気がある『夏至の魔法 イギリスファンタジー童話傑作選』 (講談社文庫)の収録作「笛吹き」「王室御用達の焼きぐりは、いかが?」は比較的広く読まれていると思われる。
 近年、戦前の児童雑誌「赤い鳥」の複数の著作者の掲載作品がファイルマンの翻案であることがわかってきた。
 本書誌制作の過程で、ファイルマンの児童劇が日本でも上演されていたことも判明した。演劇史や児童劇史、児童劇雑誌を探れば上演記録はまだ見つけられると思われる。

[本書誌の今後の展望]
 発見済み作品の別の本がいくつか見つかる可能性があるので、児童文学の各書誌に当たるのは有用である。戦後には子供向けの全集が乱立しているが、ウェブ検索・データベース検索で見つかるのは一部でしかない。
 戦前の児童雑誌は翻案がまだ見つかると思うが、難易度は高い。翻訳もこなしていた作家の名前と「翻案」などのキーワードを当たっていけば論文から見つかるかもしれない。
 雑誌記事のデータベースはまだ検索していないものがある。雑誌記事索引集成データベース(ざっさくプラス)と大宅壮一文庫は双方とも児童文学に弱い印象があるものの、検索するのはさほど手間ではない。
 こんなことを長々と書いているのは、誰かが変わりに調べてきてくれないものか、という他力本願の気持ちもあるし、自分用のメモでもある。

[本書誌の沿革]
2021.11.27 作成開始
2021.11.29 細かい調整が終わっていないが、とりあえず公開。
2021.11.29 『英詩の学び方』及び岡田八千代「忘れられた人形」を追加。
2021.11.30 『まじょ まじょ おばけもいっぱい』を追加。
2021.12.02 データベース由来の情報と、資料由来の情報を区別できるようにした。凡例も一部書き換え。
2021.12.05 宮原晃一郎「虹猫の話」シリーズ三点を追加。[本書誌の今後の展望]を追記。[日本におけるファイルマン]一部書き換え等。
2021.12.05 宮原晃一郎「虹猫シリーズ」三点(豆本)(制作:星月夜工房)を追加。

[凡例]
一、本目録には、ローズ・ファイルマンの翻訳・翻案を集めた。書籍に留まらず、紙芝居、朗読CDも含めた。
一、発行年順に並べた。
一、書誌情報は主としてウェブから検索できるデータベースを用いて収集した。
一、資料またはその複写に直接当たることの出来た書誌情報、あるいは関係者に尋ねたものは最初に◆を付けて区別した。
一、原タイトルは分かる範囲で記述した。
一、間違いや、追加できる作品を見つけた場合は、ツイッターfacebook、ブログのコメント機能等でお知らせください。

[書式]
「作品タイトル」[単著の場合は二重カギ括弧『』を用いた](『収録書籍』叢書名 訳者・編者・イラストレーター等 出版社 刊行年)

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◆「忘れられた人形」岡田八千代訳(「童話」6巻11号 1925年11月号 コドモ社)
※本書のみ現物で確認済み。「『児童文学事典』電子版」(https://alc.chiba-u.jp/cl/)の「岡田八千代」によれば、上演されたこともあるという。

◆「小仙女」「クリスマスの頌歌」「小徑」「瑞香の藪」「訪れ」「雨降る朝」「小仙女の敎へ」「市場に行つた仙女」「ダンズレーの幽谷」「ヲヲアワガヘリ」「小仙女の歌」「時折り」「黎明」「訪れ客」「魔の王女」「用意の歌」「仙女と召使」「天人(仙女)の音樂」「天國への旅」「泉」「鬼神のない魔術」「有益な暗示」「希くは」「ウエストミスターー區スミス街」「慰めの言葉」「秋の仙女」「唄女仙人」「苦情」「仙人女王と妖魔」「柳の精(王女)」「仙女の綠野」「枯れ野」「奇しき配合」「マルヴゥーンの仙人」「仙女の裁縫師」「窓に面して立つと」「夏の朝」「仙女に逅つたなら」「天人の笛」「仙人の歌ふ術」「招き」「仙女の舞踏會」「幻影の仙女」「孤島」「昨日の牛津街」「無錢の仙女」「仙女と煙突」「あなたは、仙人を見たか?」「仙女の愛するもの」「木と仙女と」「仙人への感謝」「仙人への跋詞」(『英詩の学び方』関口晃南著 交蘭社 1925年11月)
※The Rose Fyleman Fairy Bookの全訳。原文に、訳文・註釈のついた英語学習向けの書籍。

「銀の上着」The Fairy Riddle 児童劇 鈴木三重吉訳(「赤い鳥」16巻3号 1926年3月号 赤い鳥社 1926年)

「おにんぎやう」The Fairy and the Doll 鈴木三重吉訳(「赤い鳥」16巻6号 1926年6月号 赤い鳥社 1926年)

「虹猫の話」宮原晃一郎訳(「赤い鳥」18巻1号 1927年1月号 赤い鳥社 1927年)
※「かささぎ通信 第102号」(森三郎刈谷市民の会、2021年4月9日)参照。本作を含む虹猫シリーズ三作のテキストは青空文庫で復刻済み。

「虹猫の木精」宮原晃一郎訳(「赤い鳥」18巻3号 1927年3月号 赤い鳥社 1927年)

「虹猫の大女退治」宮原晃一郎訳(「赤い鳥」19巻3号 1927年9月号 赤い鳥社 1927年)

「天氣の神」The Weather Clerk(『児童劇集』小学生全集76 菊池寛編 的場朝二等絵 興文社 1928年)

「お人形」The Fairy and the Doll 鈴木三重吉訳(『世界童話集 第2集』鈴木三重吉編 春陽堂 1929年)

「銀の上着」The Fairy Riddle 鈴木三重吉訳(『世界童話集 第5集』鈴木三重吉編 春陽堂 1929年)

「忘れられた人形」岡田八千代訳(『児童劇集 新日本少年文学全集第17巻』国民図書 1929年7月)

「赤いポスト」須川よし子訳[森三郎の筆名](「赤い鳥」2巻3号 1931年9月号 赤い鳥社 1931年)
※The Pillar-Box及びThe Fairy Whi Fell Into a Letter-Boxの二作品を合わせたもの

「燒栗屋」The Chestnut Man 近藤東訳(「児童文学 第1冊」佐藤一英編 文教書院 1931年)

「かうもり傘」The Magic Umbrella 森三郎訳(「赤い鳥」2巻5号 1931年11月号 赤い鳥社 1931年)

「ポストへ落ちこんだ蝶」「電柱の上の料理鍋」「王冠となつめ菓子」「雨雲と猫のズボン」「人形がけがをしたわけ」「羽子は梢で何を見たか」「鰐とキャラメル」「頁太郎と象」「空へまひあがった蝙蝠傘」「なぜ蛙は啼くか」「太陽をとらへた男」「空びんと白銅」「王様と牛のしつぽ」「退屈した郵便箱」「王女と薄荷」「龍に命乞いした小娘」「走りすぎた半太郎」「銅像になつた猿」「ちぢれ髪とあるへいたう」「少女と駒鳥」「回轉木馬にのった飴の鶏」「逃げていった繩とび」「お買物にいつた頓吉」「ダンスに見を入れた仔猫」「うぬぼれ強いヂキタリス」(『動物新童話集』(春陽堂少年文庫103)エドウヰン・ギル・リッチ著, 高瀬嘉男著 1933年)
※東京都立図書館の蔵書データベースで発見したが、どこまでがファイルマン作品なのかわからない。調べがつくまでとりあえずそれっぽい作品名を挙げておく。

「つむじ風」Mrs. Moodle (i) the whirlwind 笹塚一二訳[森三郎の筆名](「赤い鳥」12巻3号 1936年10月号 赤い鳥社 1936年)

「人形」The Fairy and the Doll 鈴木三重吉訳(『鈴木三重吉全集 第3巻』岩波書店 1933年7月[1982年再版])

「焼きグリ屋のアントン」(『王さまのクリーム』こどもかい文庫 光吉夏彌著 熊田五郎装画 櫻井書店 1948年)

「お人形」The Fairy and the Doll 鈴木三重吉訳(『三重吉童話読本 1』武井武雄絵 明日香書房 1948年)

「銀の上着」The Fairy Riddle 鈴木三重吉訳(『黒い騎士』(日本童話小説文庫4)田中田鶴子絵 小峰書店 1949年)

「忘れられた人形」岡田八千代訳 伊藤宣二作曲(『楽しい児童劇 3年生』日本演劇協会等編 伊藤熹朔等絵 ポプラ社 1952年)

「忘れられた人形」岡田八千代訳(『日本児童文学全集10』(児童劇篇) 河出書房 1953年)

「ひげ 劇」(『世界童話宝玉集 下』石井桃子等編, 岩崎ちひろ等絵 宝文館 1957年)

「おにんぎょう」The Fairy and the Doll 鈴木三重吉訳(『世界童話集 1年生』中尾彰 等絵 金の星社 1958年)

「忘れられた人形」岡田八千代訳(『日本児童劇全集 第三巻』日本児童劇全集刊行会編 小学館1961年)

「おにんぎょう」The Fairy and the Doll 鈴木三重吉訳(『世界童話 1年生』金の星社 1965年)

『おねぼうがんちゃん』 (ゆたかな心シリーズ) 長崎源之助脚色 石川雅也画 田口俊雄解説 教育画劇 1968年
※紙芝居、12枚。

「ま法のこうもりがさ」The Magic Umbrella 白木茂 アリマジュンコ(「小学四年生」51(10)小学館, 1973年1月号)

『まほうつかいのかさ』The Magic Umbrella 学研おはなしえほん6巻3号 白木茂訳 赤坂三好絵 香山美子文 学研 1974年

「お人形」The Fairy and the Doll 鈴木三重吉訳(『鈴木三重吉童話全集 第2巻』(日本文学全集・選集叢刊 ; 第5次) 文泉堂書店, 1975年9月)※これはファイルマン作品ではないかもしれない。要確認。

「銀の上着」The Fairy Riddle 鈴木三重吉訳(『鈴木三重吉童話全集 第5巻』(日本文学全集・選集叢刊 第5次) 文泉堂書店 1975年9月)

「虹猫の話」「虹猫と木精」「虹猫の大女退治」宮原晃一郎訳(『日本児童文学大系 11 楠山正雄・沖野岩三郎・宮原晃一郎集』 瀬田貞二(他)編 ほるぷ出版 1978年11月(再版:1979年、1980年、1991年)
※「1977年12月」(半田市立図書館)「1977年11月」(神奈川県立図書館)という書誌データもあるが、入力ミス又はセット販売における初巻の出版年かと思われる。

「銀の上着」The Fairy Riddle 鈴木三重吉訳(『赤い鳥 童話劇集』富田博之編 東京書籍 1979年8月)

「サンタクロースが風邪をひいたら」Mother Christmas 若林ひとみ訳(『銀色の時 : イギリスファンタジー童話傑作選』 (講談社文庫)神宮輝夫編 講談社, 1986年12月)

「焼栗屋」The Chestnut Man(『近藤東全集』中野嘉一・山田野理夫編 宝文館出版 1987年)

「笛吹き」若林ひとみ訳 「王室御用達の焼きぐりは、いかが?」The Chestnut Man もきかずこ訳(『夏至の魔法 : イギリスファンタジー童話傑作選』 (講談社文庫)神宮輝夫編 講談社, 1988.3)

「へんなこ」「いえさがし」「はつかねずみ」「めんどりうた」(『みんなわたしの 幼い子どもにおくる詩集』ドロシー・バトラー編 岸田衿子訳 のら書店 1991年)

「ちっちゃな女の子」(『おうちをつくろう クシュラにおくる詩集』ドロシー・バトラー編 岸田衿子訳 のら書店 1993年)

「かわいいって おもうよ」(『ねずみねずみねずみがいっぱい』いっぱいがいっぱいの詩の絵本 内藤里永子・吉田映子編訳、木葉井悦子絵 大日本図書 1993年)

◆「きいてみよう」内藤里永子訳(『まじょ まじょ おばけもいっぱい』いっぱいがいっぱいの詩の絵本 内藤里永子・吉田 映子編訳 田島和子絵 大日本図書 1993年3月)

ペルシャ猫物語」A Persian Tale 青木榮一訳(『お気に入りの猫物語 -世界の猫文学10選』クリーヴランド・エイモリー編 ディーエイチシー 1995年)

「赤いポスト」「こうもり傘」(『夜長物語 森三郎童話選集』 森三郎 著 刈谷市教育委員会 中央図書館 編 1996年12月)

「めんどりのうた」(『はたけにはいっぱい イギリス詩集』内藤里永子編訳 吉田映子編訳 平野ニーナ画 架空社 1998年

「まほうのかさ」R.ファイルマン原作, E.コルウェル再話, 松岡享子・浅木尚実訳, ジョン・シェリ-絵(「こどものとも」 (通号 516) 1999年3月号(2007年特製版こどものともライブラリー) 福音館書店

「秋のお恵み」ローズ・ファイルマン荒俣宏 訳(『ペロー童話集』シャルル・ペロー作, ハリー・クラーク絵, 荒俣宏訳 新書館, 2010年)

◆『虹猫の話』宮原晃一郎(豆本)星月夜工房 2012年5月
※発行年は星月夜工房さんに問い合わせて確認したもの。

◆『虹猫と木精』宮原晃一郎(豆本)星月夜工房 2012年5月
※発行年は星月夜工房さんに問い合わせて確認したもの。

◆『虹猫の大女退治』宮原晃一郎(豆本)星月夜工房 2012年5月
※発行年は星月夜工房さんに問い合わせて確認したもの。

「魔法のかさ」The Magic Umbrella R・ファイルマン 原作 E・コルウェル 再話 松岡享子, 浅木尚実 訳(「おはなしのろうそく 30」東京子ども図書館編 東京子ども図書館, 2014.11)

『こうもり傘』(森三郎童話紙芝居) 森三郎刈谷市民の会脚本 夢治絵 森三郎刈谷市民の会制作 2018年7月
※紙芝居 16場面

「お人形」The Fairy and the Doll 鈴木三重吉訳(『鈴木三重吉童話全集――日本を-長編歴史童話-ほか』全13話収録(音声CD10枚組) でじじ発行/パンローリング発売 2019年8月)


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[参考データベース及び参考文献一覧及び参考書誌データ]
国立国会図書館
カーリル(図書館の横断検索)
東京都立図書館
清瀬市立図書館
国際児童文学館大阪府立中央図書館)
埼玉県立図書館
日本の古本屋

「森三郎はいかにしてローズ・ファイルマンを知ったか」鈴木 哲(JSLA, Volume 9 (2017), 101-113)
鈴木三重吉、森三郎関係の書誌データ元。その他の解説などにも影響がある。

『世界児童・青少年文学情報大事典 第9巻』藤野幸雄編訳 勉誠出版 2003年 ローズ・ファイルマンの項目あり

 


[Google Booksで検索したら見つかった雑多な未確認情報]
※下記、誰か確認してください。書誌情報は分かりやすく修正してあります。

金沢市史: 現代篇』1969年の907頁
>第二回は十月十三日、同じホールで「遠くの羊飼」(ホーランド・ハドソン小山内革改作)「燕の家の貫い子」「ヂャックと豆の木」(共に北川千代)を演じた。七年十一月の北陸新興劇団連盟の、同公演には六日「天気の神様」(ファイルマン)を演じた。

金沢市史』学芸 1996年 343頁
>イブ」、ファイルマン作「天気の神様」、安部浩作「大人と小人」を上演した。ボヘミアン劇場は、七年六月野村正治らが結成、第一回「日目と其の兄」、合同公演の後第三回「郊外の朝」、 第五回昭和十二年(一九 343 第二章近・現代の文化とスポーツ

少年倶楽部の頃: 昭和前期の児童文学』桑原三郎 1987年
>文学全集」 380 「ありときりぎりす」 374 「ある島の狐」 375 「黄金の稲束」 372 「五死のやもり」 373 「泣いた赤おに」 373,380 「やさしいすみれ」 373 「広介童話の軌跡」 379 , 385 ○房林房雄 63,73 葉山嘉樹 63 ファイルマン 40 フィリップ

宮沢賢治童話の軌跡』続橋達雄 1978年 146頁
>第一冊(昭 6 ・ 7 ・ 8 )目次チャップリン行進曲(マイケル=ゴールド)祖父江玩具の騎士ドン・キホーテ吉田穂ラ近藤東横光利利一お月様と一寸法師(マァベル=マア口ゥ)坂本海に忘れられた人形石川左京焼栗屋( "オズ=ファイルマン)近藤東水の中小島島 ...

「日本兒童文學」第42巻 第495~498号 59頁 1996年
>たとえば、ファイルマンの「ねずみってかわいいっておもうよ」の詩。イギリスのヴィクトリア朝の居間。暖炉のまえの編みかけのセーターや上靴。テーブルの食器などには、まだ人の気配が漂っているというのに、ねずみたちはもうそこで、浮かれ騒ぎを始めて ...

『日本童謠史 第2巻』藤田圭雄 1984年 328頁
> 219 , 222 23 2 2 2 24 平林武雄 I6 25 平松哲夫 169 平山美代子 2 蛭田 EB 209 , 225 広瀬操吉広瀬正士 97 22 弘田龍太郎 IN 8 18 19 100 07 28 , 2022 23 223 SAE SAY ファイルマン 302 71- 0 深井史郎 56 2 285 深尾須磨子 282 85 29 深川二郎 104 ...

「児童文学研究」 第 20~25 号 48頁 1988年
>三月号「赤穴宗右衛門兄弟」は小泉八雲、九月号「赤いポスト」は 0 1 ズ,ファイルマンの 18 であるが、両者の作品はすでに?刊以来何作も再話されており、重複しない作品の選択は、創刊号からの同ほに精通していることを示している。

『日本児童文学史年表 第2巻』4頁 1977年
>バロウス「コドモの本」野上弥生子蘭社コドモ座、「いろはルプスの山の娘』ファイルマン◎「二十日鼠」喜志邦 3 平沢克己『アシカの曲芸師』新生堂歌」を日比谷公会堂岩波文庫煽~ ◎「蜂の女王」坪田譲治「赤い鳥」ドモの本」で上演。

「日本映画」 第2巻 第7~9号 359頁 1937年
>露子(ちょっと恥しさうに)ローズ・ファイルマンの童話です。あの、兄さんが今日 or けだっ裏話どころちゃあるまい。壽子は涙がこぼれ、く物が云ません。やがて微笑を押し出して藍子あのーそのートルストイ、うちにございますかしら。」五郎。

『児童文学とは何か』猪熊葉子 100頁 1974年
猪熊葉子 一九二三年、ミルンが「メリー・ゴー・ランド」の編集者ローズ・ファイルマンの誘いをいったんは断わりながら結局子どものものに手をつけるようになったのは、多分間違いなく当時三歳であった息子クストリファ・ロビンのためであったろう。

「赤い鳥」 第16巻 1926年
>(緑) (をは n ) (ファイルマンの劇による。芝生なぞで演ずる庭劇につかふとおもしろい。何の甘城もなしに。)銀の上着、あの上着。 4 ~うれしい、あ~うれしい。うは銀の上着をぬすんて AS て、などでいなめてかへさな氣でみた、あの王妃。

「国文学年次別論文集 近代 第4巻』705頁 1996年
>次の岡田八千代による「忘れられた人形」は,イギリスのファイルマンの庭園側が原作である。「赤い島」では,鈴木三重吉が、「おにんぎょう」という題で発表している。富山は,原作はわからないとしているが、「童話」の方には. eight lattle plays for ...

片山廣子最近資料

いろいろ検索していたら、片山廣子の記事がいくつか見つかったので共有します。未見資料もあります。特に、大田区の地域情報紙「おとなりさん」とか、大阪住まいでは閲覧すら困難ですよ。早くワクチン打ちたいです。

 

おとなりさん(月刊)
89年12月号 1989.11.25 通巻77 ハーツ&マインズ
馬込文史めぐり(5)片山広子
大田図書館蔵

東京人 2010.10月 都市出版
「明治大正時代を生きた快女-樋口一葉/平塚らいてう/伊藤野枝/原阿佐緒/柳原白蓮/松井須磨子/波多野秋子/武林文子/岡本かの子/林芙美子/片山広子ほか」森まゆみ

短歌 -総合雑誌- 2020.2 / 第67巻 第2号 / 866号
書評 清水麻利子著『片山廣子短歌研究 芥川龍之介との「うた」の道行』/山田吉郎:p174

短歌 -総合雑誌- 2019.1 / 第66巻 第1号 / 853号
書評 古谷智子著『片山廣子-思ひいづれば胸もゆるかな』/都築直子:p197

短歌-総合雑誌-2018.8 2018.7月.25 S848
特集 創刊120年 「心の花」の女性歌人たち
「女性歌人列伝  柳原白蓮片山廣子村岡花子」古谷智子

短歌 56巻 6号 通巻730号 (2009年5月)
<ああ我は…>片山広子 中根誠 65

「近代文献調査研究論集」 2016 人間文化研究機構国文学研究資料館
片山廣子の初期作品」 99-105 太田路枝

NHK短歌 287号 (2021年2月)
片山廣子<1/3>若草の夢-その生い立ち/古谷智子 p38

NHK短歌 288号 (2021年3月)
片山廣子<2/3>逆境の夢-その業績 古谷智子 38

NHK短歌 289号 (2021年4月)
片山廣子<3/3>軽井沢の夢-ソロモンの恋 古谷智子 44

NHK短歌 205号 (2014年4月)
片山廣子<其1> 佐藤弓生 48

NHK短歌 206号 (2014年5月)
片山廣子<其2> 佐藤弓生 44

比較文学 第62号 日本比較文学会 2019
片山廣子の初期歌集におけるクリスティ―ナ・ロセッティ受容――「蜜蜂」にみられる「ゴブリン・マーケット」の影響を中心に――」永井泉

F・W・ベイン『月輪の指』刊行のお知らせ

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「ベイン氏は一八九八年にA Digit of the Moonを出してロンドンの読書界を騒がせて」
「東洋と西洋の美しい想と言葉を交ぜ合わせた作」
「なお当今のあんまり新しい物に食傷した方々は丸善の二階に行ってベインの本を買って来てお口直しにお読みなさることをおすすめ申します。」
――片山廣子松村みね子

 伝説的閨秀翻訳家の片山廣子が第一章のみを「スリヤカンタ王の恋」として訳したベインのインド幻想物語集"A Digit of the Moon"を『月輪の輪』として全訳しました。
 著者ベインはインドの大学で教鞭を執った英国人の教授で、語学も達者、インド神話にも詳しく、一九二〇年代まではインドを知るための教養書として推薦されたこともあります。
 初版刊行時はインド写本の翻訳として大英博物館のインド文学コーナーに納められ、その後は撤去されたという曰く付きの偽書でもあります。
 短い寓話を折り重ねて作ったインド王の物語をお楽しみください。

『月輪の指 スーリヤカーンタ王の恋』
サンスクリット写本より翻訳
F・W・ベイン
弾青娥 訳
刊行:西方猫耳教会

定価:3000円
表紙意匠:ケンコングラフィック 小山力也
発売:2021年1月17日 京都文学フリマ(盛林堂での通信販売もあります)